創造士AI | 妄想レコードジャケット vol. 01
今回はちょっとした遊びで、「こんなレコードジャケットあったらジャケ買いしちゃう?」をコンセプトに画像生成AIで生成した素材をレコードジャケットにしてみました。使用しているアーティスト名およびアルバム名は原則として架空です。もし同じ名称等があれば、それは偶然となります。なお。中身を作っていただけるアーティストの方、コラボ依頼をお待ちしております。
#0001 "What We Left Behind" by Heinkel
雰囲気からすると世紀末的なプログレ系かパンク系でしょうか。社会問題に対する訴えを匂わせるアルバムタイトルにした途端、一機にコアな感じのレコードジャケットになりました。画像はレタッチ無しで生成したままですが、鍵になったプロンプトはライティングで、もの悲しい雰囲気となり、「北〇の拳」をハリウッドで実写化したら・・・と思ってしまいました。中央の人物は「リ〇」でしょうか。初回生成としては個人的に気に入っているジャケットアートです。
#0002 "Let The Good Times Roll" by Tiyamike Otieno Orchestra
キュービズムを取り入れたビッグバンド系のジャケットを目指してみました。敢えて個人名をベースとしたバンド名ですが、架空の名前を生成して頂けるツールがとても便利だったりします。実はこのジャケットに使用した素材、生成を何度も繰り返していました。と言うのも、バンドに含まれる楽器の理解がまだ追いついておらず、全員ベースだったりとヤンチャな生成を結構してくれたお陰です。ただ、アートスタイルも千差万別の指定が出来るので、楽しい作業であったりもします。
#0003 "#8" by J7W Shinden
エレクトロ系で明るめなサイバーパンクをテーマに生成、画像の上からビットを表す「01」を連続で記載してテキスチャーを付けています。イメージする音楽としてはアンセム系トランスもしくはノイズ系アンビアントでしょうか。今まで画像生成する際に結構な頻度でSFをモチーフにしてきたので、生成しやすい部類の画像かと思います。因みにアーティスト名の元ネタが分かった方は、きっと弊社の代表と話が合います。
#0004 "Fly High Girl!" by Loli McPop
80年代に連発されたティーンアイドルのポップ系アルバムカバーです。当時のチープな感じを出したかったのですが、人物を生成する際に最も課題になるのが現時点でも「手」で、この画像に要した生成回数は2桁ほどとなった上で、最終的には手の部分をクロップアウトしました。要因はプロンプトで人物に「飛ぶ」という動作を指定した為で、普通にポージングさせるとそこまで変形はありません。この系統のアルバムカバーは再度チャレンジしてみたいと思っています。
#0005 "While I Gently Weep" by Julia Rockaway
イメージとしては中堅のベテラン女性シンガーがしっとりとバラードを歌い上げるアルバムで、一つ前のティーンアイドル系を制作した後に再度人物生成に挑戦する意味も込めて作ってみました。画像生成AIが得意とする分野ですが、写真をよりリアルにするための設定として写真が撮られた年代をプロンプトで指定しています。アンニュイな雰囲気は個別指定ですが、服装や髪型、化粧といった所は全て年代指定の恩恵です。
#0006 "Ludwig Van Beethoven Symphony #6 Pastoral" by Echizen Memorial Philharmonic Orchestra
ド〇チェ・グラ〇フォンと思った方、ご名答です。代表が長年クラシックを聴いてきた刷り込みがここに来て思い切り表現されました。実際には全く別の件で生成した画像なのですが、一目見た時点でベートーヴェンの交響曲6番「田園」が思い浮かびました。なお、オーケストラは架空ですが「越前記念交響楽団」と、所縁のある福井をモチーフに妄想してみました。
#0007 "Shades of Blue" by Fukui Blues Project
今回の制作で最後に作ったのがこちらのブルーズアルバム。セットリストは全てカバー曲としています。生成後の加工を最も試してみた作品でもあり、青の透明度を変えてグラデーションを出すのが目的だったのですが、少々薄すぎて分かりづらいかな、とも思っています。ただ、他のアルバムもそうですが、書体は結構重要でして、フリー書体を探す楽しみも今回はありました。
今回は以上となりますが、如何でしたでしょうか?生成AIの「遊び」でありながらも、結構真面目に作り込めそうな雰囲気がありましたが、その内にポストカードにして販売してみても面白いかも、とも思っています。とにかく、あくまでも妄想したレコードジャケットなので、最も嬉しいのは中身をコラボとして作っていただけるアーティストと出会う事だったりします。ただ、実は既に実現している生成AIで「画像⇒音楽」というものもありまして、それを試すのも面白いかもしれません。
もしご興味あれば、今後もご期待ください。
寺嶋